2008年11月19日

失敗社長「安易な生き方の結末」


失敗社長「安易な生き方の結末」

倒産するまでは
ぬくぬくと生きていたので

特別これが欲しいとか
特別こうありたいとか

そんなハッキリした願望は
何も無かった。

しかし再建社長に指名されたことで
状況は一変した。

高度成長の恩恵を受け
成り上がってきた同族だらけの

父の会社は
それでなくても混沌としていた。

そこに毛色の変わった社長の息子が
若干30才の若造が

突然割って入って
再建会社の指揮をとることになった。

だから再建よりも何よりも
その抵抗をどうするかというのが
最大の問題だった。

どうしても避けて通れない問題だが
そんなことに力を費やしていて

「本当に再建なんて出来るのか?」
と不安が心の中に渦巻いていた。

不正な取引で4億4千万の負債の発生
その為に県内史上最高の負債30億で倒産

そして奇跡的に再建のチャンスが与えられる。
しかし肝心なものが欠落していた。

形ばかりの引責人事をしただけで
損得でしか繋がっていない
同族がそのまま居残っていた。

父を含めた旧経営陣は
喉元を過ぎた熱さを忘れて

再建会社であろうがなかろうが
自分達の利害に終始していた。

だからどんな経営方針を出した所で
意見の統一も出来ず

人心を纏めることなんて
まったく叶わなかった。

そして問題は経営者としての
「自分の覚悟と能力」だった。

真の再建を目指すならば
方法は一つしかなかった。

旧経営陣の再建会社からの排除
それが全てに優先して行わなければならなかった。

もっとハッキリ言えば
それを再建社長就任の条件にしなければ
再建の可能性などあろうはずもなかった。

大勢の人に迷惑をかけて
なおかつ再起のチャンスを与えられた

そんな再建を失敗させた原因は

「誰も責任を取らない再建会社の人事」
「それを指摘し切れなかった再建社長」

であることに間違いはなかった。

正しいと心から
信じることが出来ることならば

どんなに非難されようと
どんなに大変な試練であろうと

その道に向かってまっすぐ
突き進むべきだった。

失敗社長の安易な生き方は
再建会社の消滅という結果を招き

最終的に多くの人の
期待を裏切ることになった・・・



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liberty_house at 16:12│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!失敗社長 

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