2010年04月01日

ごあいさつ


【人生リベンジ倶楽部】イメージムービー



失敗社長!今瀬保男の七転び八起きBLOGにご来訪いただき、ありがとうございます。


私は30歳で負債総額30億の借金を背負い、文字通り「失敗社長」の道のりを歩いてきました。


「そんな自分の失敗体験をブログで公開することで、何かしら人の役に立てることもあるのではないか」
「みんなが私のような失敗はしてほしくない」


そんな思いから、このブログを立ち上げることになりました。

本業では個人事業主の確定申告をサポートする記帳代行サービスを行っており、その中で「今瀬ヤスオのやすらぎ無料相談」と銘打ったメール相談には24時間365日、さまざまな相談が寄せられます。


なかにはビジネスと関係のない悩みや相談をもちかけてこられるかたもいらっしゃいますが、私でお役に立てるならと、どんな質問や相談にも答えるようにしています。


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2009年11月07日

失敗社長「最初に弱音を言える会」


失敗社長「最初に弱音を言える会」

いま中小企業家の集まりに
参加をしているが

さながら人生修行を
やり直しているような気持になる。

まず自主的な参加で
自主的に運営するという方針がある。

しかもお仕着せではダメ
義務感でやってもダメ

本人がその気になって
自然に結集したくなるように

ふんわりとしたムードを作って
カリカリムードはさりげなく抑えていく

その為にはリーダー役は
偉そうにしていたりしていてはダメで

指導者というより
調整役としての役割が大きい。

そこに細心の注意を払って
運営をしていく。

だから何百もの
異業種の経営者が集まって

前向きな意見を出し合い
新規会員の入会も急ピッチで進んでいる。

勿論その一つ一つが何の問題も無く
進んでいるわけではなく

あっちでぶつかったり
こっちでぶつかったり
試行錯誤の連続の結果でもある。

私自身は「最初に弱音を言ってもいい会」
なんだということが

この集まりへの参加を楽にしているし
楽しみにもなっている。

まるでテレビドラマのような
波乱万丈の人生を送ってきたから

頑張ってはいても
「もう勘弁してくれよ」という本音が
腹の底にはいつも同居している。

その本音を弱音を
最初に吐き出してもいいというのだから

失敗社長の私が参加できる
数少ない集まりだと言ってもいいだろう。

会の運営も民主的なやり方
必須になっているから

私のようなしゃべりたがりが何時も
発言をするのではなく

口下手な人や、大人しい性格の人にも
意見を求めていく。

そんな声なき声に耳を傾けていくから
全体の意見も結集しやすい。

数多く開かれる例会でも
それぞれの会員が報告者になる。

こんな問題にぶちあたって
こういう決断をしたとか

それぞれ体験したことの報告をするとか
問題を提起するとかいう内容になる。

だから参加者も自分と照らし合わせて
参考にしたり反省をしたりということになる。

再建社長になりながら
一人合点で独走して失敗をした。

社員に協力を求めるような
甘い言葉を使いながら

実は上から目線で
仕事の指示をしていた。

「こんな不幸な人生に誰がした」と
運命を呪うことはしても

自分がひたすら努力を
したわけでもなく

自分の能力の無さを
本心から認める事もできなかった。

そんな瑣末な人生を歩んできたから
余計この会が新鮮に感じる。

こんな世知辛い世の中に
よくぞこういう会があってくれたと思う。

政権は交代し
産業構造も大きく変化している。

その先には何があるかは
神のみぞ知るということだろう。

しかしその陣痛の苦しみが
長く続くだろうということは想像できる。

こんな混乱の時代には
ひとりひとりの力は小さくても

心を許して人間同士で
助け合っていけるこういう集まりが
必要だと思う。





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2009年11月05日

失敗社長「失敗人生をどう生きるか」


失敗社長「失敗人生をどう生きるか」

いまでこそ自分の失敗人生について
語ることが出来るようになったが

その当時は語るどころか
考えたくも無い心境だった。

自分の能力の無さを
心底思い知って

何とか再起しようと
ひたすら平静を装っていた。

なぜ私だけがこんな辛い人生を
おくらければいけないのかと

運命を呪う気持ちは
心の奥底で燃え続けていた。

しかし憎んではいけない。

何とかそんな気持ちと闘って
いかなければいけない。

そんな風に思って
一日一日が過ぎていった。

幾ら頑張ったところで
ここまで破綻した人生が修復できるものではない。

そう考えて絶望したこともある。

なぜ誰もこんなに酷い人生から
助け出してくれないんだと叫びたかった。

そんな孤独感で目一杯落ち込んだこともある。

しかし倒産したことは事実だ。
再建会社を消滅させたことも事実だ。

家もわずかばかりの財産も
全てを失ったのも事実だ。

しかしそんな事実を全て認めたら
不安や恐怖感で生きていくことなんか
出来ないと思った。

そんな酷いことが現実だとは
思いたくなかった。

しかし生き直すのには
あからさまに現実に立ち向かっていくしかなかった。

いま思うのは
失敗や挫折が人間を深くするということはない。

しかしその中で不安と闘い
絶望して、そして立ち上がっていく

それが生きるということだと思う。
それが生きる力というものなんだと思う。

会社は倒産しないほうがいい。
人生は失敗しなほうがいい。

しかし会社が
現実に倒産してしまったなら

自分が現実に
人生に失敗してしまったなら

どんなに怖くても
その現実から逃げてはいけない。

丸ごとその現実を受け入れて
心の炎が大きくなっていくのを信じて
希望を持って生きることだ

そこに間違いなく活路はあるのだから・・・




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2009年11月03日

失敗社長「諦めなのか納得なのか」


失敗社長「諦めなのか納得なのか」

再建社長になりながら
その会社を自分の手で消滅させたとき

そこに至るまでの幾多の失敗の原因が
自分であることを認めざるをえなかった。

そんな中途半端な表現に
なっているのは

失敗を認めたといいながら
自分で100%納得したわけでは
なかったからだ

失敗したから
自分の価値は下がると思っていた。

失敗したから
周りの人間に受け入れられないと思っていた。

こんなに頑張っているのに
なぜ自分だけがこんな酷い目に会うんだと思っていた。

失敗しようと思って失敗したのではないと
本当は大声で叫びたかった。

しかしそれもこれも
いま振り返ってみると一人芝居だった。

実際に誰も非難しているわけでもなく
誰もわたしのことを嘲笑っていたわけでもなかった。

自分で自分を責めていただけだった。

自分に能力が無いということを認める恐怖感に
おののいていただけだった。

だから失敗の原因を
自分と認められるようになったとき
すごく気が楽になった。

もやもやしていた不快感が無くなり
体が軽くなったような気がした。

失敗した時に大事なことは
なぜ失敗したかを考えることだ。

しかし考えるだけでは
その理由はなかなかわからない。

結局わたしの様なタイプは
失敗を体験しながら

その困難と闘っていくという
生き方をしなければいけないのだろう。

だけどそれはそれで意味のあることだと
最近は思うようになってきた。

諦めなのか納得なのか
いずれにしてもそれが私の人生なんだと思う。



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2009年11月01日

失敗社長「不遇な時間は無駄ではない」


失敗社長「不遇な時間は無駄ではない」

波乱万丈の今までの人生での
大きな決断は2回あった。

一つは倒産した父の会社の
再建社長指名を引き受けたことだった。

道義的にも引き受けざるを
得ない雰囲気だった。

自分でも
逃げ出してどう生きるかという
確たる考えも無かった。

もう一つは
引き受けた再建会社をを
今度は自分の手で消滅させて

跡形も無くこの世から
消してしまったことだった。

破綻をするかもしれない
人生の重大な決断がどうして
出来たのかと問われれば

言葉ではその理由を
幾つも挙げることは出来る。

しかしつまるところ
自分の性格から出た結論のように思える。

決断しないで後悔するより
例え結果が失敗に終わろうと

自分で打って出たかった。
後で自分に言い訳をしたくなかった。

そんなこらえ性の無い性格だから
決断できた。

そんな慎重さの無い性格だから
決断できた。

だからそれがベストの
判断だったかどうかということよりも

それしか出来なかったという言い方のほうが
より真実に近い。

結果は惨憺たるもので
形あるものも、無いものも
根こそぎ失った。

どこまで転げ落ちるかという
不安に苛まれることは無くなったが

こんな奈落の底から
どう這い上がればいいのかという
不安が交代して現れた。

孤独だった。
世界中で一番不幸な人間だと思った。

恨んだ。
こんな人生になぜ巻き込んだと
父を恨んだ。

周りの人間全員が妬ましく
憎らしく思えた。

しかし絶望したからこそ
自分と向き合うことができた。

絶望したからこそ
本音の自分を確認することができた。

失敗社長を標榜するほど
失敗に継ぐ失敗の人生だった。

他人の何倍も何十倍も
失敗を重ねてきた。

今も失敗は無くならない。
しかし失敗を減らす事はできるようになった。

それが私の出来る
精一杯のリベンジだった。

そしていま人生で
一番前向きな気持になって生きている。

気づきが遅かったから
残されている時間はそう多くは無い。

しかし一日一日を
悔いなく生きている。

不遇な時こそ
自分を振り返ることだ。

不遇な時こそ
ゆっくりと自分と向き合うことだ。

そう考える事で
自分を大事にする気持になれるから・・・




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2009年10月31日

失敗社長「必要だった生きる訓練」


失敗社長「必要だった生きる訓練」

中小企業家の集まりに参加してから
他人のために

何が出来るかを考える事が
多くなった。

数年前まではそれどころではなく
自分の心をどうコントロールすれば良いのか
そんなことで精一杯だった。

だから一銭にもならない
そんなことをいくらしても

それは自分の力を
どぶに捨てるようなものだと考えていた。

心境が変わったのは
生きるということについて

自分の気持が
定まってきたからだ。

艱難辛苦を乗り越えてきた人生の
つもりでいても

これでもか、これでもかと
新たな問題が持ち上がってくる。

どれ一つとっても
問題を解決するのには

真正面から向き合い
対決することが必要だった。

何とかうまくかわしてその場を
凌げればとか

足して2で割るような
曖昧なところで結論づけるとか

もともとの甘い性格が
そんな結論を導きやすい。

しかしそんないい加減な生き方で
多くの失敗を重ねると

流石にことの本質や
取らねばならない道が見えてくる。

生きる活力をつけるには
日頃からその訓練をしなければいけない。

それには他人の為に何かするという事は
効果のある作業だと気がついた。

自分が助けることもある。
自分も助けられるということがある。

そんなことがわかってくると
自分が犯した色々な失敗に拘らなくなる。

あぁすればよかったとか
こぅすればよかったとか

昨日の事を振り返って
つまらないことにクヨクヨするなんてことが
馬鹿らしいことに思えてくる。

知っているようで
少しも理解していなかった

生きる力というものが
60才を超えてようやくわかってきた・・・





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2009年10月29日

失敗社長「自分の為の人生だから」


失敗社長「自分の為の人生だから」

30才で再建社長になり
波乱万丈の人生をおくることになったが

そんな運命を拒否できる可能性は
今考えると幾らでもあった。

大学を出て父の会社に入ったことも
紆余曲折はあったが

結局最後は
自分の判断でその道を選んだ。

もちろん負債30億の会社の
再建社長になろうとなどとは知る由もなかった。

倒産して再建社長に指名されたときも
拒否権が無いわけではなかった。

なぜ指名を受けたかという
自分の心境については

あぁだった、こぅだったという解説は
幾らでもできる。

しかし今振り返ると
決め手はノーと言う勇気がなかったからだ。

再建社長指名を受けることが
半ば義務のように思っていたのは事実だ。

損か得かで決めれば
自ずから結論は出てしまっていたが

道義的に非難されたくないという
気持のほうが勝っていた。

だから本当に自分の考えている事に
自信があるのなら

自分の考えている事が
正しいと思っているのなら

他人にはっきりわかるように
ノーと言うべきだった。

自分の人生で何をすべきか
何をすべきでないかを言うべきだった。

それから10年が経過して
再建会社を自分の手で消滅させることを決めた。

もうこの会社は
続行すべきではないと思った。

他人の評価を期待するような生き方を
このまま続けるべきではない。

最後までやり抜けないようなことを
引き受けたことで

混迷の10年を経験して
挙句には修羅場での結論を出さなければ
いけないことになった。

だからその後の人生では
自分には妥協しなかった。

誰にどう言われようと
やらないものはやらないと決めた。

それで救われた。
それで生き直すことができた。

自分の人生だから
自分の生きたいように生きる。

それを知ることができたのが
再建社長の経験だった。




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2009年10月27日

失敗社長「弱音を先に言える会」


失敗社長「弱音を先に言える会」
人生も終盤にかかってきたが
華々しい成果は依然として挙がらない。

しかしここ数年こころは
かなり穏やかになってきた。

もちろん
持って生まれた水戸人の
直情的なところは跡形も無く
消えうせたわけではない。

つまらないことで爆発して
「あぁまたやってしまった」と
後悔することも度々ある。

昨日は所属している中小企業家の集まりで
30数人が集まり役員研修があった。

中央からきた幹部の方の話で
心に残ったことは

「弱音を先に言える」
集まりなんだという言葉だった。

私はいいところを見せようとして
逆に塗炭の苦しみを味わってきた。

私はその場その場で楽なほうを選んできて
逆に業火に身を焼かれることになった。

それも基をたどれば
自分の本性を曝け出すことが出来なかったからだ。

いい顔をしないで問題と向き合って
解決できないまでも対決するべきだった。

しかし勇気が無かった。
一人で運命と向き合う根性もなかった。

だから仲間にも訴えていこうと思う。
「弱音を先に言える」
「自分の弱いところを曝け出せる」
そんな集まりにしようと・・・



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2009年10月25日

失敗社長「負けない人生」


失敗社長「負けない人生」

本音を言えば再建社長時代は
周りに良く思ってもらおうという気持があった。

社員にも良く思ってもらおう
債権者にも良く思ってもらおう
得意先にもとく思ってもらおう

要は自分が大事だったということだ。

だから自分で自分を火あぶりにしていた。

周囲からの同情や愛情が欲しくて
逆に重荷を背負う羽目になっていた。

自分の身の程をわきまえて
ひたすら努力する人生だったら

人に良く思ってもらう必要なんか
なかったのに・・・

そんな自分の正体を
10年もかかってようやく認めた。

もう誰に認められなくてもいい。
もう誰に同情されなくてもいい。

そう思ったら体の中から
すぅ〜っと何かが抜けていった。

すると人に優しく出来るようになった。
自分にも優しく出来るようになった。

10年間の再建社長経験は
人生の大きな損失だと思っていた。

能力も無いのに
社長指名なんか受けるもんじゃない
と思っていた。

あぁ損な人生だと思っていたが
自堕落な私には必要な時間だった。

正気に返ってまともに生きていく為に
必要な時間だった。

誰に誉められなくても
誰にかまってもらえなくても

重荷を背負って
どう解決するかをひたすら努力する。

それが「負けない人生」なんだと
気がつくことが出来た貴重な時間だった。




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2009年10月23日

失敗社長「必要だった定期点検」



失敗社長「必要だった定期点検」

大学を卒業して父の会社へ入社
8年後の30歳の時に倒産

青天の霹靂で30才で
負債30億の会社の再建社長になった。

実績も経験も何もかも足りなかったから
そう簡単に成果は出ないと思っていた。

しかし現実はその程度の酷さではなく
挫折と失敗の連続だった。

自らの給料を大幅カットすることで
人件費の大幅削減を試みた。

経営陣が誰も責任を取らずに
そんな事をぶち上げても

社員の士気は衰えるばかりで
その実行を難しくした。

皆で心を一つにして頑張ろう!
と言っても

同族経営陣が
主導権争いに明け暮れていたのでは
まるで説得力が無い。

再建会社を消滅させる事を決めた
10年目には

完全に自信喪失して
ボロボロの精神状態だった。

何も出来なかった。
何も成果を出せなかった。

こんなにも経営能力が無いとは
自分でも思っていなかった。

無免許で再建会社の運転を
10年間もしていたようなものだった。

不思議な事に
今はそれが全て役に立っている。

売掛金が常時9000万近くもあって
計算あって銭足らずという経験をしたので

今の会社はファクタアリング会社を通しての
会費制の回収方法にした。

お陰で回収は毎月ほぼ100%になっている。

再建会社は在庫が常時1億5千万もあって
計算上の利益は出ているのに

手元資金は
常時スクランブル体制だった。

だから「記帳代行」という手数料収入の
仕事を選択することが出来た。

在庫を持たない身軽な経営が
出来るようになった。

今振り返ると
再建会社での経験では無駄な事は
何も無かった。

成果は何一つ挙がらなかったけど
問題から逃げ出さないで対処したことで

10数年結果が出なかったことが
今役に立っている。

自分を誤魔化して
もうこれ以上状況は悪くならないだろうと
思っているときには
問題点は何も見つける事は出来なかった。

世間の常識なんてことに
捉われているいる内は何も出来なかった。

自分が何処に行こうとしているのか
自分が何をしているのか

そんなことを常に振り返るという
まるで面白くない作業が必要だった。

車だけでなく人間の心にも
定期点検が必要なんだということを

まるで成果が出なかった
再建社長の10年間が教えてくれた・・・



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2009年10月21日

失敗社長「失敗人生を想う」



失敗社長「失敗人生を想う」

私が中学生の頃には
隣接する十数件が焼ける大火で
本店が全焼。

倒産する5年くらい前には
支店が漏電で全焼。

まるで何かに祟られているのか
父が前世の行い余程悪かったのか

そんな艱難辛苦を
乗り越えてきたたはずなのに

なぜ倒産から再建という道のりを
果たす事ができ無かったのだろうか・・・

それは失敗を
避けようとしたことに原因があった。

本来の実力を出し切った結果では
なかったことに問題があった。

倒産の原因になった不正な
取引についても

誰も責任を取らないで
再建計画は開始されてしまった。

戦国時代のような同族間の紛争も
まるで何事も無かった様に

誰一人その問題に
言及するものはいなかった。

自分たちの力の無さを認めないで
「あぁすればよかった」
「こぉすればよかった」
とまるで身にならない後悔ばかりしている。

私自身も再建会社も
運命と厳しく対峙することなく

そこで立ち止まって
不毛な日々を過ごしていた。

だから前進する事が出来なかった。
失敗を反省して教訓にする事ができなかった。

だからその後の人生は
ひたすら努力した。

もうこれ以上
出来ないというところまで
頑張った。

そんな悲壮な想いで努力した結果は
その割にはあまり芳しくない。

しかし「ここまで生きてきてよかった」
と思える日々がある。

「失敗をどう捉えるかで
       人生は全く違ってしまう」

そんなことを
最近しみじみと感じている・・・



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2009年10月18日

失敗社長「失敗社長の過去があったから・・・」


失敗社長「失敗社長の過去があったから・・・」

再建社長時代は
気が滅入ることばかりなので

ついつい楽な生き方を
夢見たり望んでしまった。

お世辞とわかっていても
甘い話をする人と好んで付き合っていた。

本来やらなければ
いけないことをズバッと突かれると

それだけで胃がキリキリと痛んで
しまうからだ。

その場しのぎでサラ金から
お金を借りているようなものだから

一時は楽になっても
辛さはジワッと増してくる。

再建会社の改革も
同族連中の顔が浮かんでくるだけで

胃液がこみあげて
胃を焼かれるような気分になり
サッパリ進まない。

問題から逃げてばかりで
何とか解決しようなんて気持になれないで

楽なほうに楽なほうに生きて
結果は地獄のほうに進んでいた。

だから再建会社は破綻した。
だから不幸な結末になった。

そんな経験をしたから
もう逃げるのは止めようと思った。

誰にどう思われようと
誰にどう言われようと
そんな生き方をするのを止めようと思った。

しかしそんな風に考えを変えて生きても
人生そう簡単にハッピーエンドにはならない。

しかし胃液は上がってこない。
後悔ばかりで深い溜息をつくこともない。

大変だけど辛い人生ではない。

もう誰かに何かされると
怯えて生きなくてもいい。

悩みを解決して
乗り越えられる方法は

失敗社長経験があったから
今の自分があると認めることだった。




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2009年10月15日

失敗社長「どんな事でも出来る」


失敗社長「どんな事でも出来る」

自分の人生を呪い
誰かに貶められたと恨みつらみで生きる

苦しくて苦しくて
とても耐え切れなかった。

だからそんな人生もこんな人生も
自分の人生なんだと

全て受け入れることで
逆に苦しさから逃げられた。

でもまぁここまでだろう。

これでも野垂れ死にするよりは
まだ何ぼかましな人生だ。

孤独に苦しんだ
再建社長の10年間と比べれば
まるで天国みたいだ。

そんな想いで、何かモヤモヤした状態で
人生を歩んできたが

過去を洗いざらい告白することで
自分を変えることが出来た。

「いくらかましな人生には出来るかな?」
とは密かに想っていた。

自分を変えるなんて
自分の人生を変えるなんて

そんなとんでもないことが
出来るはずもない。

出来ないことをいくら夢見ても
想いが叶わなかったとき

失望したそんな自分を見るのは
もう二度と厭だ。

正直そんな気持で生きていた。

しかし洗いざらい
はらわたから何からぶちまけてみると
失うものなど何もなかった。

逆に長年の便秘が治ったような
スッキリとした気持になった。

必要なのは想うことだった。

自分の人生は変えられる。
自分にも出来ることは幾らでもある。

自分は幸せになっていい。
自分はもっと幸せになっていい。

自分で制限して
自分で諦めて
自分で自分の限界を決めていた。

いま60才を超えて
どんなことでも想えば出来るような気がしている。

もちろん寿命というものがあるだろうから
それとのマッチレースだ。

第4コーナーを回ったところでの急加速で
劇的な勝利を掴めるのか?

勢いあまってハンドリングが出来ずに
大転倒レースになるのか?

いずれにしても
いまさら失うものなど何も無い。

「どんなことでも出来る」と信じて
やるだけやってやろうと想っている・・・




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2009年10月13日

失敗社長「誰も頼らず誰も恨まず


失敗社長「誰も頼らず誰も恨まず」

再建会社を自分の手で消滅させた後で
新しい人生を歩こうと思い

全く商売違いの
記帳代行業と言う職業を選んだ。

正確に言うと
そんな冷静な状態ではなく

人生を賭けての
大博打という感じだった。

職業はと聞かれて
「記帳代行です」と説明しても

「それ何?」と
怪訝な顔をされることが殆どだった。

それでも敢えて
以前とは全く違う仕事を選んだのは

仕事をやり直すのではなく
人生を生き直したかったからだ。

その為には
以前のあらゆる人間関係を

出来る限り排除して
新しいスタートをしたかった。

「こんな人生になぜ巻き込んだ」
と父を恨む人生にはもう辟易していた。

恨みながらも
認めてもらおうとしている

そんな酷い人生は
もう続けられないと思った。

「自分は惨めだ」と
延々と話し続けていると

本当に地獄の底に
引き込まれるような気持になる。

まるで能力が無く
惨憺たる結果しか出せなかった。

だけどそれを認めることにした。
出来ない自分を認めることにした。

生きることに疲れ果てて
自分が進むべき生き方がわかってきた。

そして誰も頼らず誰も恨まず
生きて行こうと思った・・・




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2009年10月11日

失敗社長「真実は未だわからない」


失敗社長「真実は未だわからない」

いまだからわかる。

辛い事を正面から受け止めて
生きていけば

最後には楽になれる
幸せになれる。

辛い事から逃げ出せば
一時的には楽になるけど

まるで闇金から
借金しているみたいに

やがて何十倍もの
苦痛を味わうようになる。

いまだからわかる。

あまりにも多くの
失敗を経験してきたから

逃げ出しては
いけないことがわかる。

しかし修羅場を
覚悟するのは容易ではない。

酒に逃げたり
放蕩を繰り返したり

そんなことで自分の気持を
誤魔化そうとしたこともあった。

そんなことで問題が解決するのなら
苦労なんてしれたもんだ。

結局辿り着いたのは
自分の人生に対する見方を変える
ということだった。

「なぜこんな酷い人生に俺を巻き込んだ」と
父を恨むのをやめた。

「例え1%でも自分にも選択した責任がある」
と考えることにした。

周りに感謝されなくてもいい。
良くやったと声を掛けられなくてもいい。

自分のこころのままに
自分の生きたいように生きてやる。

そんなことがわかったのは
ここ数年前だった。

時間がかかる。

どう生きればいいのかか
わかるまでにあまりにも時間がかかる。

しかしそれが私の能力であり
それが私の人生なんだからしょうがない。

生きるというこは辛いことが多い。

これでもか、これでもかというほど
押し寄せてくることもある。

だから辛い辛いとばかり言っていると
もっと辛くなる。

だからそれをどう切り抜けたかを
楽しむことにした。

その一つ一つを切り抜けた自分を
褒めてやることにした。

失敗に明け暮れた人生を
他人と比較しないことにした。

そしていま人生で
一番前向きに生きている自分がいる。

この年になってようやく
自分の生き方がわかってきたのか・・・

超楽観的なとぼけた性格が
そうさせているのか・・・

真実はもう少し経ってみないと
自分でもわからない。






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2009年10月09日

失敗社長「重荷が生きる力になった」


失敗社長「重荷が生きる力になった」

再建社長になって身の程を知るまでは
「本気になれば出来ないことは何も無い」

などと恐ろしいほど自信過剰で
奢った考えをしていた。

若さゆえと
いう至らなさはあったかも知れない。

しかし今考えると自分一人で
人生に立ち向かうという

そんな気概が欠如していたのが
最大の原因だった。

そして重荷を背負わされたという
被害者意識で

自分で自分を消耗させて
人生を後戻りしていた。

それが10年も続いて
恨みで生きる人生はあまりに辛くて

自分を呪うようなことだけは
やめようと思った。

しかし「これが自分の宿命なんだ」
とまでは考える事が出来なかった。

なんて酷い人生なんだろうと思った。

なんで自分だけがこんな罰を
受けなければいけないんだろうと思った

しかし何とか逃げ出さずにすんだ。

しかし何とか自殺しないで
生きてこられた。

滅多打ちにされた
押さえのピッチャーのように

マウンド上で立ち往生していたが
交代してくれとだけは言わなかった。

60才を超えて
未だ華々しい成果は何も出ていない。

しかしあの辛い期間を耐え切れたことが
生きる支えになった。

凌いで凌いで生きた10年間があったから
それが生きる自信になった。




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2009年10月07日

失敗社長「人間関係を切って生き直す」


失敗社長「人間関係を切って生き直す」

負債30億で父の会社が倒産して
再建社長に指名されてから10年目に

自分の手でその会社を
消滅させることを自分一人で決めた。

同族の幹部との果てしない抗争に
疲れ果ててしまったこと

前社長の父を恨むことで
エネルギーを使い果たしてしまったこと

自分の経営能力が無いことを
思い知らされたこと

形あるものも無いものも
全て売り尽くして

会社も自分も
スッカラカンになってしまったこと

決意した理由は数え上げれば
キリが無いほどあるが

一言で言うと
「人間関係を切って生き直す」
ということだった。

周りがどうの、誰がどうのと
言ってみても

その連中に認められたいと
言う気持ちが常にあった。

不満を持っている相手に認められたいという
矛盾に満ちた気持でいたのは

あまりにも
自分に対する執着心が強すぎたからだった。

相手を見ずに
認めてもらいたいと思っていた。

相手を選ばずに
認めてもらいたいと思っていた。

だからこんなことをやっていては
自分の人生は埒が明かないと思った。

だから親子関係であろうと
何関係であろうと

全てぶった切って
生きるということをやり直そう。

それで受ける返り血は
全て自分が引き受けよう。

勿論親子関係は
切ろうとしても切れるものではない。

創業者であり前社長である父を
事業家としての存在は全く認めない。

後は父との間は
親子の情愛だけで生きればいい。

それで生き直すことが出来た。
迷路から抜け出すことができた。

人生の修羅場を
避けて生きようと思ったことで

生き方をみつけるのに
こんなにも長い時間をかけることになった。

問題を解決する意思が無く
認めてもらうことが目的の人生だったから

楽しい事なんか一つもなく
苦しい事ばかりの長い時間だった・・・





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2009年10月05日

失敗社長「60才の目覚め」


失敗社長「60才の目覚め」

晴天の霹靂で
30才で再建社長になった。

負債30億で倒産した会社を
建て直すという

とんでもない
重責を担うことになった。

失敗を恐れず
果敢に挑戦しなければいけなかったが

大胆な改革を果たす事も無く
10年間で再建会社は終わりを告げた。

最後の3年間は絶望の時期だった。

それは一重に
自分が裸になれなかったからだ。

同族経営の問題もあった

再建計画のハードルの高さもあった。

前社長の父との対立もあった。

再建が失敗した原因は
数え上げればキリが無いほどある。

しかし一番認めたくなかったのは
自分の能力が無いということだった。

自分が望んでなった再建社長じゃない。

私が命懸けで頑張っているのに
なぜ皆はわからないんだ。

もともと再建なんて
出来るはずもなかったんだ。

そんな気持でいるから
中々出口が見つからない。

そして長い葛藤の果てに
失敗の最大の原因は自分だと

ようやく認めることが
出来るようになった。

それからもう20年も経って
60才になった今は

失敗することは
恥ずかしくも何とも無い。

大体100やった内
99は失敗しているのだから

失敗なんかに拘っていたら
生きていけない。

もともと失敗社長なんだから
新しいことに挑戦して失敗しても

挫折するどころか
次への挑戦の起爆剤に出来る。

失敗を恐れず
挑戦しなければいけなかった若い時は
結果に拘って結局失敗してしまった。

年寄りの冷や水と
言われる様な年代になって

今度は失敗を恐れず
挑戦するという気持ちになれている。

自分の劣勢を認める事で
逆に心に余裕が出てきている。

失敗社長経験も長い人生で見れば
まんざら無駄ではなかった。

最近そんな風に感じている・・・




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2009年10月03日

失敗社長「貧乏なこころだった」


失敗社長「貧乏なこころだった」

倒産して再建社長になったことで
それまでのぬるま湯の様な人生が終わった。

信用と信頼の失墜で
あらゆる人間関係が急変した。

それまでの仕入先が債権者になり
頭を下げてお願いする立場が逆転した。

その時になって初めて分かったのは
如何に自分が尊大に振舞っていたかということだった。

なんだかんだ言っても
「自分は社長の息子でございます」

と言う考えがこころの底にあるから
傲慢無礼な自分に気がついていなかった。

米搗きバッタのように
相手にお願いをする立場になって

自分の馬鹿さかげんに
ようやく気がつくことが出来た。

金銭的な状態も急変した。

それまで当たり前のように
期日が来れば手に入っていた給料も

今度は毎月毎月自分が調達して
支払わなければいけない。

家も何もあらゆる物を
売り払ったから

今度は家賃というものが
発生してくる。

それでなくても債権者に対して
謝罪の意思を表すのに

大幅な賃金カットを実行していたから
それはもう声も出ないほどの変化だった。

しかし一番変わったのは
自分のこころの貧しさだった。

いや変わったと言うよりは

それまで如何に貧しいこころで
生きてきたかに気がついた。

日頃から自分を厳しく律して
生きるという事にはまるで無関心で生きていた。

だから周りの環境が急変すると
それは恨みや憎しみになった。

経済的に貧しいから
貧しいこころになってしまうんだ。

お金さえあれば
もっと高潔に生きられるんだ。

そんな酷い考えだから
愚痴や溜息ばかりの毎日だった。

それがとんでもない間違いだと
気づいたのは

10年目に再建会社を
自分の手で消滅させた時だった。

経済的に良い時であろうと
悪い時であろうと

真正面から自分が出来る事を
精一杯行う。

そして現実から
絶対に逃げ出さない。

「状況が悪い時こそ
  こころ豊かに生きなければならない」

ということが身に染みてわかった
失敗社長経験だった・・・




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2009年10月01日

失敗社長「不運だけど不幸じゃない」


失敗社長「不運だけど不幸じゃない」

いま比べると再建社長時代の方が
ずっと苦しかったのに、辛かったのに

「助けてくれ」と素直に
表現する事が出来なかった。

それは苦しみの原因が
恨みつらみから来ていたからだ。

なぜこんな人生に巻き込んだと
前社長の父を恨み

その取り巻きの同族を
心底恨んでいた。憎んでいた。

その炎が燃えさかっていたから
助けを求められなかった。

進退極まって
心は悲鳴をあげているのに

どうして良いかわからず
途方に暮れていた。

しかし今は誰にでも
助けてくれと素直に言う事ができる。

こんなとこが至らない人間だから
どうか助けてくれと言える。

それは再建会社を消滅させたあの日に
恨みつらみの生き方は止めようと思ったからだ。

恨みや憎しみで自分を
駆り立てて生きようと思っても

辛すぎて生きられない
悲しすぎて生きられるものではない。

だから自分の運命を
呪って生きることは止めた。

だから自分の能力の無さを
嘆いて生きることは止めた。

まるで仕事が出来ない自分も
努力を続ける事ができない怠惰な自分も
全て受け入れる事にした。

能力が無いのに頑張りだけで生きる
そんな人生に決別した

その日から不運な人生だけど
不幸な人生ではなくなった・・・



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